バードマン・グランプリ - Cthulhu Scenario Storage|クトゥルフシナリオストレージ

バードマン・グランプリ

【あらすじ】

システム:パラノイア
アルファ・コンプレックスで鳥人間コンテストが大ブームだ!市民達は想像もつかない"鳥"を再現しようと日々努力している!今回、とあるブルー様自身が開発したコンテスト用の乗り物を優勝させるため、トラブルシューター達を招集したぞ!

【導入】

あなた達は皆LIMセクターにある食堂で食事をしています。全員が近い席に座っていますが、知り合いではありません。食事は最近新開発された製品で、旧世界の"ヤキトリ"という食べ物だそうです。真っ白な骨のようなものにこんがりとした焼き目がついており、とてもおいしそうです。とても固いですが、幸福な市民なら食べることができますよね?なお、主成分はプラスチックだそうです。〈筋力〉ロールに成功しなければ食べられません。そんな反逆者はいないでしょうが。
あなた達が楽しく食事をしていると、近くではIR市民達がワイワイとテレビに群がっています。テレビでは話題沸騰中の、"バードマン・グランプリ"が行われています。このグランプリでは、旧世界の生物"鳥"に近い姿になり、どの程度の距離を進めるかを競っています。今回出場している者たちも、様々な形で"鳥"を再現していますね。一人の出場者は体に薬品を打ち、自らの背中に2対の細長くふさふさとしたものに覆われた何かを出現させています……ああ、ミュータントとして処刑されてしまいましたね。その他にも美しい黒い球体や、大きなタイヤを備えた黒い車……全身黒ずくめで、頭部に二本の突起が付いたマスクで顔を覆った、マントの男が載っています。さて、レースはあっという間に終了してしまいました。今回の勝者は黒い球体……名前を「GANTZ」と言う機体でした。中から出てきた毛髪のないブルーの男がにこやかに笑っています。地面を転がって進み、並み居るライバルを押しつぶしたことが勝因でしょう。大きなタイヤの黒い車はコースのクリアランスがレッドだったため爆破されてしまったようです。
ここで、明日のグランプリ・決勝戦の予告が流れます。明日はT、K、G、Lという4つの機体が登場するようです。
近くのテーブルではレッド市民たちがTだ!Gだ!などといいながら何やらクレジットをやり取りしているようです。トラブルシューター達も参加してよいが、賭け事は反逆です。「これは市民ケンジにお金を貸しているのです。その後、我々が決めた合言葉に合わせて市民ケンジがお金を返しているのです」

【ミッションアラート】

そうこうしていると、ミッションアラートが流れます。
「ミッションアラート!市民○○は10分以内にLIMセクターのブリーフィングルームまで集合してください」
あなた達は現在LIMセクターの食堂にいます。このセクターにあるブリーフィングルームは一つで、平均的な市民が走った場合20分程度で辿りつけるでしょう。
周りには、R&Dが開発した移動用の乗り物がいくつかあります。

1.バード・コプター
既存の乗り物であるコプターに流行中のバードの要素を加え開発された。
ヘリコプターのプロペラ部分が飛行機の羽のようなものがついている。コミーを使った衝撃テストでは、愚かなコミーでも原形を保っていたほどの安全性を誇る。ああ、アルファ・コンプレックスの乗り物はもちろんすべて安全です。
バード・コプターに乗った場合、離陸と同時に音声での指示を求めてくる。このAIは非常にでたらめで、多くの命令をまともに聞かない。大抵の場合は墜落するが、それは搭乗者の指示能力不足である。的確に指示できれば3分で
ブリーフィングルームに到着するだろう。羽の激しい上下運動による振動ダメージがあり、〈耐久力〉ロールに失敗すると死亡する。

2.バード・キャノン
大きな大砲のような見た目をしている。発射地点と目標地点を直線で結び、その直線をなぞるように搭乗者を発射する。なお、この乗り物の周りには赤黒い何かが大量にこびりついている。IR市民でも利用できるよう配慮されているのだろう。
出目1以外の場合は死亡。出目1の場合は原形を保ったまま目標地点に到達できる。なお、減速はしない。

3.バード・ホバー
自転車のような見た目。漕ぐ力を浮遊し進む力に変換できる。〈筋力〉ロールを行えば漕ぐことができる。ある程
の出目が出れば進みだす。なお、最高時速は音速であり、減速機能は搭載されていない。

【ブリーフィング】

ブリーフィングルームではブルー様が熱心に設計図の様なものを見ている。なお、集合時間前に話しかけた場合は作業を妨害した罪で処刑される。集合時間になるとアラームがなりブルー様が顔を上げる。
「おお、よく来たな!あまり説明する時間は無いから簡潔に言うぞ。次のバードマン・グランプリでLを優勝させろLは私が開発した機体だ。よろしく頼んだぞ!」
詳しく聞いた場合
「Lは素晴らしい機体だ。私独自の調査により"バード"が楽器を意味する言葉だということが分かった!楽器と言うのは音を発する兵器らしい。そこで、私は音波の衝撃で飛行する機体を完成させた。この素晴らしい機体は時速500kmで進むことができる!現在の最高距離は30cmだ!」と言って写真を見せてくれる。外見はとても巨大なスピーカーのような感じ。
他の機体について聞いた場合
「Gは要注意だ。やつは旧世界の"バード"の一種、"ダンゴ・バグ"というものをモチーフにしているらしい。だが、私のバードこそが正統だ。君たちなら見事に乗りこなしてくれるだろう。TとKは……気にしなくていい」
なお、バード・グランプリはWBCセクターで明日開催される。

話が終われば、MBDテストが行われる。今回のMBDテストは「君たちなりのバードを説明せよ」と言うもの。似たような解答が多かった場合、ブルーは激怒し、コミーの疑いがあるとしてトラブルシューター達を処刑する。
リーダー、レコーディングオフィサー、ハピネスオフィサー、エクイップメントガイ、ハイジーンオフィサーなどを割り振る。
全てが終了した後、PLCでレースの参加申請書類とMBDの支給品を受け取り、R&Dで新製品を受け取るようにと言われる
バードマン・グランプリが行われる予定の場所も教えてくれる。

【結社任務】

ブリーフィング終了後に各自の端末にメッセージが届く。
レースを台無しにしろ、全部壊せと言ったものや、レースを成功させろ、○○をゴールさせろ、R&Dの新製品を奪ってこいなど。

【PLC】

大きな市役所風の建物で、入り口は1つ。奥には窓口が100ほど見えるが、入ろうとするとOの受付が話しかけてくる。
「やあ市民。PLCの利用には利用申請書が必要だよ」
Oが指差す先には申請用紙が100枚ほど置かれている。非常に簡単なもので、5分もあれば書けるだろう。
書類を一枚取ると、その下には同じに見えるが少しだけ違う書類がある。書類を一枚提出すると、受付は話を続ける。「市民、書類が足りないよ。後99枚あるはずだ」全て書くには1d20時間かかるだろう。

奥の窓口はほとんどが無人。人がいるのは「職員移動窓口」のみ。中にはRの市民がいる。
彼もまた熱心に設計図を書いているようだ。話しかけると不機嫌そうに対応してくれる。
参加申請書類は「バード・グランプリ参加申請書類受取窓口」、MBDの支給品は「MBD装備受取窓口」へ向かう必要がある。
それらの窓口は無人であり、「職員移動窓口」で職員の移動手続きを行う必要がある。この書類の記入には1d20×10分かかる。
書類を出せば職員は気だるげに移動する。きちんとした窓口に誘導できれば目的のものを受け取る事が出来る。
但し、1つの窓口での処理を済ませると、職員の移動は1日1回だと言い動こうとしなくなる。
ここでMBDにあった装備品に加え、リーダーにコンピュータ様とのコミュニケーションツールが渡される。
→技能や交渉でなんとかする。
→受付のO職員を移動させる。→PLC退出時に、PLCに入れなくなってしまったG市民に犯人が処刑される。
なお、ここまでスムーズに進み面白くない場合はPLC利用終了届を書かせてみる。

【R&D】

研究所と言った感じの建物で、入り口が1つある。中にはO市民と助手のR市民がおり、こころよく出迎えてくれる。
「やあ市民!よく来たね。早速素晴らしい新製品たちを受け取ってもらおう。こちらへきたまえ」
奥には2つの通路があり、O市民は右(オレンジ色だ)の通路、R市民は左側の通路(赤だ!)に進んでゆく。
赤の通路には扉が5つある。それぞれで爆発判定。隊列を確認しておくこと。もちろん、帰り道もあるぞ!
奥にたどり着くと水を飲ませてくれる。その後新製品をいくつか渡される。きちんとレポートを書き、返却すること。

1.超連射マシンガン
地面からミュータントが湧いてきた場合を想定し開発された。ガトリング砲が6つくっついたような見た目。
アルファ・コンプレックスの驚異的な科学力により、個人での携帯が可能。
これを背負った場合、よほど筋力が高くない限りは見動きがとれなくなる。
1?10で相手を消し飛ばす。11?17で弾が詰まる、相応しい技能があれば直せる。18以上で即座に爆発する。

2.超高速水分補給タブレット
タブレットケースに何粒か入っており、食べると核融合技術により即座に水分補給が行われる。
なお、水分が十分足りている状態で飲むと破裂し死亡する。
O市民が試しに飲んでみろと疲れていそうなトラブルシューター(クローンナンバーが少ない)に命令してくる。
1?14で水分補給可能。15?19で干からびて死ぬ。20で核爆発。
使用するとミュータント能力値が5点回復する。

3.超ホバー自転車
自転車のような見た目。高度なAIと対話し操縦する。バード・ホバーよりもさらに高速で、最高速度は光の速さに達する。
驚くことに減速機能がある。スピードを出さなければ安全だろう。もちろん、原子力エンジンを備えている。
「これを使ってバードマン・グランプリに出るつもりだったんだが……何故かパイロットが見つからなかったんだ」
1~14の出目と適切な指示で望む速さで動かすことができる。15~19で制御が効かなくなる。20で核爆発。

5つの扉をくぐり、R&Dを出ると、PLCで特に時間をかけていなければ夕方頃、時間がかかっていれば就寝時間前になっている。
なお、前日の時点でバードマン・グランプリの会場に向かっても、ただの居住区である。

【バード・グランプリ会場】

会場には既に4つの機体がそろっていて、それぞれメンテナンスを行っている。機体Lの周りには誰もいない。改造のチャンスだ!
この場所は先日までビルが立ち並んでいたはずだが、今は更地である。何があったのだろう?
参加申請書類を渡せば、レースに参加できる。

L-「ライフ・イズ・ミュージック号」
今回のブリーフィングオフィサーであるブルー様が開発した機体。巨大なスピーカーのような外見で、音波の衝撃で移動する。
横に乗り込み口がある。この中であれば音波の影響は受けないだろう。中にはスイッチが一個ある。きっと発射スイッチだ!
最高速度は500km、30cmほど移動すると動かなくなる。

K-「蟹工船」
コミュニスト達が開発した機体。機体は真っ赤な四角形の張りぼてのような形で、二本の赤いはさみのようなものが伸びている。
中からは足が何本ものぞいている。人が走る程度の速度でしか動かないが、長い移動距離を持つだろう。
敵対する機体に「蟹光線」という強力なビームを撃つことができる。

T-「鳥人間号」
PLCのメンバーが開発した機体。よく見るとあの窓口にいたR市民が乗っている。小型の飛行機のような見た目で、巨大な排気口が後ろに二つ付いている。何やら彼ら独自の発車用書類を書いているらしく、非常にあわただしい。
なお、無事発車できた場合はゴールまで1秒で到達する。

G-「GANTZ」
真っ黒な球体。中にはほぼ全裸で毛髪のないブルー市民が入ってゆく。直径は100mほどあるように見える。
FCCCPが開発した機体で、球体の一部にコンピュータ様の姿がプリントされている。
徐々に加速してゆき、最高速度はマッハ1。

【レースの障害物】

1.スタートからしばらくして、地面から突如ミュータントが湧きはじめる。その数は非常に多く、空を飛んでいる個体もいる。
2.コースの真ん中に大きな底の見えない穴が開いている。およそ50mの穴で、そのまま進めば落ちるだろう。
3.先ほどのミュータントを掃除するため、清掃ボットと軍事ボットの群れが前方から向ってくる、彼らはあなた達をよけようとしない。

【レース開始】

順当に、何も起こらなかった場合の結果であり、実際は大きく変動すると思われる。
開始直後、ライフ・イズ・ミュージック号が音波を発する。蟹工船は中から赤い液体が漏れだし、動かなくなる。エンジンがやられたのだろう。鳥人間号はすさまじい耐久力なのか無傷だが、相変わらず何やら書類を書いている。GANTZは衝撃で横に転がってゆき、観客席の人間を押しつぶしている。ライフイズビューティフル号だけが前方に30cmほど進み、トップに立つが、移行は沈黙する。しばらくするとGANTZだけが動きだし、湧き上がるミュータントを押しつぶし、穴をものともせず進み、ボットの群れをも破壊し進む。GANTZがゴールに目前と言うところで、突如背後から鳥人間号が現れ一瞬でゴールする。優勝は鳥人間号だ!

【デブリーフィング】

レースが終了したところでアラートが鳴り、デブリーフィング。デブリーフィングはブルー様が行う。このデブリーフィングで責められると思われることは
1.レースに負けた
2.レースが大失敗した
3.反逆者であるミュータントを全滅させなかった
4.ボット達を破壊した
5.R&Dの支給品を破壊した
6.ブルー様の完璧な機体を改造した
7.ブルー様の完璧な機体を破壊した
8.賭け事をした
9.ブルー様の機体以外でエントリーした
など?